シロアリ駆除、ネズミ駆除の今 ~害虫、害獣のいない家造り

シロアリ駆除、ネズミ駆除それぞれの方法、最近の傾向など。

逃げるネズミ

シロアリ駆除、ネズミ駆除の業者が目をつけるのは、多くの場合、住宅の屋根裏や床下といった普段の生活ではなかなか目にすることがない部分。
なぜなら、それらの場所にこそ害虫や害獣と呼ばれる生物が住み着いているからです。
普段は人の目や手が届かないことをいいことに、シロアリやネズミはそれらの場所から侵入し、巣を作り、ゆっくりと少しずつ住宅を蝕み、人々に被害を与えていきます。

シロアリに侵入された家の多くが、その侵入経路を床下としています。床下が食い破られていて、そこから侵入を許してしまっているのです。
ネズミの場合も、床下や天井裏のちょっとした隙間や破れ目、裂け目のようなところが隙となって、侵入を許してしまっているようです。
駆除業者は、それらの侵入口に、注目するのです。そこから、「駆除」は始まるのです。

食事をするネズミ

ここでは、それぞれの害虫や害獣――シロアリとネズミを追い詰めていく駆除業者、そして追い詰められるシロアリとネズミという構図から語っていきましょう。

シロアリ駆除もネズミ駆除も、薬剤散布が行われることで共通していると書きました。屋根裏や床下、壁の中といったところに潜んでいる害虫、害獣に対して行われるのは確かに薬剤散布。
壁に穴を開けてノズルを挿し込み、シロアリが一大帝国を築き上げている壁の中に、効き目が長く効く薬がまんべんなく噴射されます。
現役のシロアリたちはバタバタと倒れていき、未だ孵っていない卵たちも、卵が孵る頃にも薬の効き目は残っているので死に絶えることになります。

ネズミの場合は、殺鼠剤というよりも忌避剤が使われることが多く、追い込んで捕獲したり追い出したりすることが出来る忌避剤、あるいは超音波による駆除作業が行われます。
ネズミ退治をする場合に重要なのは、一旦追い出したあとにすべきこと。もう二度と侵入することが出来ないよう、その原因となったと考えられる通風口などには金網を打ち付けて侵入を防ぎ、破れ目などはきちんとリフォームで塞ぎます。
これらのきめ細かいサービスこそが、一度追い出したら二度と害虫も害獣も寄せ付けない、という「強い駆除」を実現できる理由です。

そう、駆除に加え、あらかじめ発生や被害を防ぐという「防除」ということを考えるのも重要です。
ネズミの侵入口となるようなところをキツく覆って二度と許さないようにすること。シロアリの侵入口となった床下の補強を行うことや、床下の予防薬散布なども取り組みのひとつです。
特に、シロアリに対する防除というのは行う必要があります。
現在では新築住宅が建築されるときには義務としてシロアリ防除の対策が必要ですが、その防除対策の効き目は5年で切れるというのが、一応の基準としてあるのです。
原理的には、5年ごとに一度のシロアリ防除の取り組みが住宅にとっては必要なのです。

ネズミ

シロアリ駆除、ネズミ駆除の最近の傾向。
たとえば、シロアリ駆除について言えば、薬剤散布よりも毒餌のセッティングというのが手法としては広まりつつあります。毒の餌を住宅の床下や庭の周りにしかけ、土中を移動してくるシロアリを引っ掛け、住宅に侵入する前に倒してしまうという方法です。
住宅の中に侵入されたあとでも、シロアリが通ると思われるところに毒餌をセッティングして倒すという方法もあります。
薬剤が住んでいる人の健康に少し心配だ……という人などに喜ばれている方法です。

ネズミ駆除の世界では最近、スーパーラットという種類のネズミが注目されています。殺鼠剤や毒餌の耐性を持ち、高い知能を持ったスーパーなネズミです。
さらに強い殺鼠剤や強力な忌避剤などが、特にこれらのネズミを退治するためのものとして開発されています。